-
作曲家とクラシックの知識
ベートーベン運命の「ジャジャジャジャーン」は3種類の動機でできている|1808年初演の構造を解剖
「ジャジャジャジャーン」——この4つの音だけで、誰の何という曲かがわかる。クラシック音楽の中で、これほど強い認知を持つ冒頭はそう多くありません。ベートーベンの交響曲第5番ハ短調、通称《運命》です。 ところが、この曲について語られることの多くは... -
作曲家とクラシックの知識
「ピアノはオーケストラの一員ではない」理由|協奏曲で独奏側に座る構造を名曲5曲で解説
コンサートホールの舞台にずらりと並ぶオーケストラ。その真ん中にグランドピアノが置かれる日と、置かれない日があります。「ピアノもオーケストラの楽器なのでは?」と思ったことのある方は多いはずです。けれど楽譜の表紙に書かれた編成表を見ると、フ... -
大人のピアノ練習
ピアノの練習室は30分280円から|東京平均1時間2,422円との差が生まれる4つの理由
自宅の電子ピアノでは音の伸びが分からない、集合住宅で夜しか時間が取れない、発表会の前にグランドピアノで一度だけ確認しておきたい。ピアノの練習室を探し始める理由は人によって違いますが、検索して最初にぶつかる壁はだいたい同じです。料金の桁が... -
楽典・コード・音楽の基礎
コードピアノ一覧は12の型で覚える|メジャーとマイナーが指1本で切り替わる仕組み
コードの一覧表をプリントアウトして、鍵盤の上に置いたまま止まっている——ピアノでコード伴奏を始めた人が、ほぼ全員通る場所です。表には何十個も和音の押さえ方が並んでいて、上から順に覚えようとすると三段目あたりで手が止まります。そして「自分は... -
楽典・コード・音楽の基礎
楽譜の記号は5つの役割で覚える|強弱・速度・演奏法から反復記号まで一気に読める
音符の高さは読めるようになったのに、音符以外の細かい記号で手が止まる。独学でピアノを進めていると、この段階で足踏みする人がかなりの割合で出ます。五線の上に散らばっている「p」「Allegro」「tr」「⌢」「𝄆」といった記号は、音符と違って高さや長... -
大人のピアノ練習
ピアノ初心者のクラッシック入門|エリーゼのためには実は応用6レベルという事実
「ピアノを始めるならクラッシックから」と言われて楽譜を買ったのに、最初の数ページで手が止まった——独学で始めた人からいちばん多く出てくるのがこのパターンです。原因は才能でも年齢でもなく、ほとんどの場合は「曲選び」と「楽譜を見る順番」の2つに... -
作曲家とクラシックの知識
ピアニスト日本人編|内田光子から角野隼斗まで5人の受賞歴と三大コンクールの仕組み
テレビやSNSで日本人ピアニストの名前を見かける機会が増えました。ただ、名前は知っていても「その人が何のコンクールで何位だったのか」「その順位はどれくらい難しいのか」まで説明できる人は多くありません。順位の重みがわからないままだと、演奏を聴... -
大人のピアノ練習
ピアノ練習は1日20分から始めるのが正解|集中力が落ちる40分の壁と教本3冊の順番
ピアノ練習を始めたものの、「毎日弾いているのに曲が仕上がらない」「片手なら弾けるのに両手にすると崩れる」と感じている方は多いはずです。原因の多くは、才能でも練習量でもなく、練習の順番と時間の使い方にあります。 先に結論をお伝えします。ピア... -
ピアノ選びと維持
ピアノの調律は年1回で足りる?費用17,600円の内訳と放置10年で起きること
「ピアノの調律って、そもそも何をしているんですか」——これ、意外と説明できる人が少ない質問です。年に1回、調律師さんが来て1〜2時間ほど作業して帰っていく。音が良くなった気はする。でも中で何が起きていて、なぜその頻度なのか、なぜその金額なのか... -
楽典・コード・音楽の基礎
シンコペーションとは?強拍と弱拍が入れ替わる仕組みを楽譜4パターンで解説
楽譜に「タイ」がたくさん出てきた瞬間、急に拍が数えられなくなる。手拍子は合っているはずなのに、弾くとなぜかつんのめる。ポップスの譜面で「ここは食って入る」と言われても、何を食っているのかわからない——独学でリズムにつまずく人の多くは、同じ...